あの3.11から半年が経った次の日ということで、感慨深かった。
大地震のうえに原発事故と何かと大変な福島県だが、JR福島駅の改札を出てからの印象はごく普通の穏やかな街。
街行く人々を見まわすと、誰一人としてマスクなんかしてないし、入ったそば屋の店員さんも元気いっぱい。通りすがりのお母さんと小さな娘さんは手をつないでニコニコ。近くの学校の校庭では生徒が楽しそうにサッカーをしている。
訪問先の人々も皆優しくてイイ人だった。出身地は関東や関西が多いけど、震災後は「頑張ろう福島!頑張ろう東北!」ということで、福島県民一丸となって頑張っている雰囲気が本当によく伝わってきた。
てなわけで、初日で受けた福島駅周辺に限っての印象は、
活気ある平和な街としか言いようがない。
いまだに見えない厄介な魔物がいるのは事実で、
ここに住む人々の内心は大変つらいだろうが、
みんな福島が大好きということがよく分かった。
『I love you & I need you ふくしま』(福島テレビVer.) 福島県人バンド猪苗代湖ズ
夜は福島の繁華街の何故か沖縄料理に連れて行ってもらい、自慢話を伺った。
福島県は北海道、岩手県に次いで、日本3番目の広大な土地を持つ。
自然がとても豊かで、桃や林檎、さくらんぼ、葡萄、梨は全国トップクラスの生産量。
お米もよく作っていて、実は「新潟県魚沼産コシヒカリ」になるらしい。
肉牛も実は、高級な松坂牛?になっているらしい。
福島の優しい県民性だろうか? 蟹などの海産物も多い。
しかし、今年は、
これらいずれも、基準値以内といえど風評被害や値崩れで…(涙)
前に進むしかない。前記事の「犬も歩けば棒に当たる」の後者の意味だ。
「事実が人を苦しめるのではない。受け止め方が人を苦しめるのだ。」
(アルバート・エリス)
環境が、社会が、現実が、時流が、運命が、あなたを苦しめるのではない。
事実が人を喜ばせるのでもない。
事実があなたの運命や人生を決めているのではない。
その受け止め方があなたの感情を決める。行動を決める。信念を決める。
今夜は旧暦八月十五日の「十五夜」、中秋の名月だ。
今年の中秋の名月は、6年ぶりに満月と重なる。
福島の夜空には立派な満月が煌々と輝いていた。
人類の平和に願いを込めて
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