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2013年2月26日火曜日

積雪の大記録

この冬は、たびたび強烈な寒波がやってきて
北陸や北日本では所々で大雪に見舞われている。

青森県の酸ケ湯(すかゆ)では積雪が500cmを突破し、
1979年の統計開始から2005年3月4日の501cmを抜いて
観測史上1位を記録。今も記録を更新中である。

そのほかにも、2月25日現在、
青森・弘前 151cm
秋田・鷹巣 130cm
岩手・湯田 279cm
山形・肘折 414cm
福島・只見 341cm などで観測史上1位を更新。

 
ところで、酸ケ湯では降水量計が550cmの高さにあるので、
今は560cm雪に埋もれて降水量が測れないそうな。。
ちなみに、積雪深計で積雪が測れるのは6m30cmまで。

 
積雪の世界記録を調べてみると、実はここ“日本”にあった。
それも北日本じゃなくって近畿地方。
それは、1927年(昭和2年)2月14日
11m83cmの大記録を達成した伊吹山(滋賀県の測候所)
ただし、風によって吹き積もった結果であるとして
疑問視する意見がある。

2013年2月23日土曜日

PM2.5 びびらない!

最近よく耳にするP.M 2.5

P.M2.5とは、
英語でParticulate Matter、日本語では「微少粒子状物質」と呼ばれ、
特定の物質の名称ではなく、大気中に浮遊する粒子状物質(PM)のうち
直径2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の総称。
ディーゼル車や工場の排ガスに含まれるすす成分が代表格で、
硫黄酸化物や窒素酸化物など多様な物質を含む。

このため、従来の市販のガーゼマスク程度では
布の織り目の隙間を通り抜けて体内に吸い込まれるという厄介な微粒子で、
P.M2.5対策には専用マスクが必要である。

中国で深刻な大気汚染をもたらしている有害な微小粒子状物質「P.M2.5」が
日本各地に飛来し、健康への不安が高まっているが、実は日本への飛来は
10年以上前に始まっており、今冬も平年並みの見通し。
呼吸器などに持病がある人は注意が必要との指摘もあるが、
直ちに悪影響はなく、専門家は冷静な対 応を呼び掛けている。

また、今、とくに中国に近い西日本では、花粉シーズンに突入していることもあり、
花粉にP.M2.5が付着して、その花粉が爆発すると、
更に細かいP.M.1.0になるとのこと。 本当だろうか。。

で、日本各地の大気エアロゾル(微粒子)予測をチェックすることができる。
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html

爆弾南岸低気圧

2013年1月14日の成人の日
日本の南岸を低気圧が発達しながら東に進み、関東地方は大雪に見舞われた。
この冬、何回か南岸低気圧が通過したが、1月14日の低気圧が最もインパクトを与えた。

平成25年1月14日午前6時の実況天気図

平成25年1月14日午前9時の実況天気図

レーダーにブライトバンドが現れる
東京、静岡、名古屋、福井レーダーにリング状のエコー「ブライトバンド」が見られる。
ブライトバンドとは、気象レーダーから発射された電波が雨雲の融解層(雨雲中の温度が0℃に近く、氷の粒が解け始める層)によって反射されることで、実際よりも強いエコーが観測される現象をいう。

平成25年1月15日午前9時の予想天気図
この低気圧は24時間で24hPa以上発達(気圧低下)し、南岸を通るものとしては珍しく爆弾低気圧となった。このため、北側から強い寒気を引き込み、首都圏など太平洋側でも広範囲に雪が降り積もった。
最深積雪は、東京8センチ、千葉9センチ、横浜13センチ

平成25年1月15日午後9時の予想天気図

日本の東でさらに発達し、台風レベル(以上)の強烈な低気圧に。。