ページ

2011年9月20日火曜日

迷走台風15号+秋雨前線=広範囲大雨-スーパー残暑

9月13日(火)に日本の南で発生した台風15号は、ゆっくりと北西方向に進みながら沖縄の大東島地方を過ぎたあたりで迷走。経路(青い線)としては、くるっと一回転したあとで北上。
台風15号の経路図


海面水温が高い海域をノロノロしたいるため、先ほど19日(月)夜9時に“強い”台風(中心付近の最大風速34メートル以上)にグレードアップした。台風の目が、引き締まってくっきりハッキリ映っているのがその証。
9月19日22時の雲の様子



このあと20日(火)からは、台風15号は進路を北東方向に変えて、速度を速めながら本州に近づく予想になっている。(もう一度、台風進路図の予報円をチェックしてみて!)
また、秋雨前線が北から南下して、本州沿いに停滞する見込み。
9月20日の予想天気図


ということで、「台風+前線=大雨という災害方程式みたいなものが、西~東日本の広い範囲にわたって当てはまるから、今後の雨の降り方に要注意だ。

特に9月はじめの台風12号による記録的な大雨で甚大な被害を受けた紀伊半島では、新たな土砂災害の発生に厳重な警戒が必要となる。

また、20日にかけて、奄美地方は、雨に暴風を伴って海上では猛烈なしけとなる大荒れの天気。沖縄や九州南部でも海は大しけ。西日本の日本海側も気圧の傾きが急で、非常に強い風が吹く見込み。

3連休のあとは全国的に防災モードとなるわけで、交通機関が大きく乱れたり、気象警報が発表されているため学校が休校になったりなど、市民生活に大きな影響が予想される。



一方、太平洋高気圧が日本付近への張り出しを弱めるため、19日までの真夏のような厳しい残暑はようやく和らぐ見込み。9月20日は“秋の彼岸の入り”
まさに「暑さ寒さも彼岸まで」がピッタリ当てはまるのだから、昔からの慣用句・言い伝えは本当に素晴らしい!


人気ブログランキングへ