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2013年2月23日土曜日

爆弾南岸低気圧

2013年1月14日の成人の日
日本の南岸を低気圧が発達しながら東に進み、関東地方は大雪に見舞われた。
この冬、何回か南岸低気圧が通過したが、1月14日の低気圧が最もインパクトを与えた。

平成25年1月14日午前6時の実況天気図

平成25年1月14日午前9時の実況天気図

レーダーにブライトバンドが現れる
東京、静岡、名古屋、福井レーダーにリング状のエコー「ブライトバンド」が見られる。
ブライトバンドとは、気象レーダーから発射された電波が雨雲の融解層(雨雲中の温度が0℃に近く、氷の粒が解け始める層)によって反射されることで、実際よりも強いエコーが観測される現象をいう。

平成25年1月15日午前9時の予想天気図
この低気圧は24時間で24hPa以上発達(気圧低下)し、南岸を通るものとしては珍しく爆弾低気圧となった。このため、北側から強い寒気を引き込み、首都圏など太平洋側でも広範囲に雪が降り積もった。
最深積雪は、東京8センチ、千葉9センチ、横浜13センチ

平成25年1月15日午後9時の予想天気図

日本の東でさらに発達し、台風レベル(以上)の強烈な低気圧に。。