10日深夜、日本列島全域で見られた天体ショー
「皆既月食」
皆既月食とは、
太陽と地球、月が一直線に並び、地球の影で月面がすべて覆われる現象。
地球の大気がレンズのような役割を果たして太陽光が屈折して月面に当たるため、
可視光線のうちで最も波長が大きい赤系が残って(散乱して)、赤黒く見える。
大気のちりの量が多いとより暗くなり、少ないとオレンジ色など明るい色に近づく。
日食のように真っ黒(真っ暗)にはならない。
満月は午後9時45分から南東の空で欠け始め(部分月食)、
午後11時5分からの53分間、全てが隠れる皆既状態となって
火星のような赤い月が見られた。
国立天文台によると、
月が隠れてから再び姿を現す全過程が日本全国で観測できるのは、
2000年7月16日以来で11年ぶり。
私も寒い夜空の中、一眼レフで三脚なしで頑張って撮ってみた。
ベランダの手すりに背中を押し当て、
カラダをガッチリ固めながらカメラをほぼ真上に構えて…
30枚くらい撮ったところで曇ってきたので撮影終了。
見直すと、やはりほとんどがブレまくりでオバケみたいで使い物にならん。
しかし、たった一枚、
かろうじてヒットしていたのがコレだ。 (*'∇')/゚・ 1・2・3!
皆既月食(2011年12月10日23時45頃) |
次回、日本全国で皆既月食が見られるのは2014年10月8日。
次の皆既月食は3年後かぁ…
3年後、私はどこで何をしていながら皆既月食を見ることだろう。
宇宙スケールでみると、人間ってアリのようなもの。
一人の悩み事って一滴の雨粒みたいなもの。
一人の夢や目標は、大きくても一本の花みたいなものかいな。
何が言いたいのかって?
少々のことでくよくよするなってこと。
まぁ、ボチボチ行こうか。