今日 2月4日は「立春」 暦の上では「春」を迎えた。
-------------------------------------------------------------------
“1年”という時間単位は
地球が太陽の周りを1回公転する時間で、
日、月ともに人類にとって古くから使われてきた基本的な単位である。
春夏秋冬の四季が生じ、それに対して
自然界に芽生え・万緑・落葉・木枯の変化が現れるのは、
地軸が公転面に対して約23.4度傾斜していることにより
地表面に入射する太陽エネルギーに1年を単位とする
周期変化があるためである。
もし、地軸が公転面に対して直立していたとしても、
夜空に見える星座の回帰的交替や
近日点(現在の1月)や遠日点(現在の7月)の通過時に
いくぶんの寒暖が起こることにより
“1年”の存在は認識できたのかも知れない。
しかし、それらは実生活にはほとんど関係ない変化である。
月と太陽の運行を基にした太陰太陽暦は中国から伝来した。
そこには月の満ち欠けによる月・日の時間軸の上に
太陽の年周運動(地球から見た太陽の動き)の
幾つかの特徴的な季節点が刻まれ、
“1年”は二十四節気七十二候に分けられた。
そんな東洋の暦は、季節の“はしり”を重視して、
前の季節の絶頂期に、忍び寄る次の季節の到来を宣言する。
「立春」はいつも一般的な真冬のドン底で迎えるのだ。
1年を1日にたとえれば、
冬至は真夜中0時、春分は午前6時、夏至は正午、秋分は午後6時。
3月になると「年の朝」である。
「立春」はまだ午前3時だが、夜明けは近い。
光の年変化は高緯度ほど大幅だから光の季節感もまた独特で
ロシアの民衆は厳寒の中での日脚の伸びを「光の春」 と呼んだ。
(以上、倉嶋厚さん著「お天気博士の気象ノート」より抜粋して所々編集)
-------------------------------------------------------------------
今日の千葉市は、先日の大寒波のピークを越えて
少しホッとできる麗らかな陽気に包まれた。
(^o^)v
|
美浜区の海岸から東京方面を臨む |
日脚は着実に伸びている。
日々刻々と遅くなるサンセットと幻想的な富士山のシルエットを臨みながら
何かしらの希望に胸を膨らませ、
「前進あるのみ!」と、本当の新年スタートに我が抱負を再確認した。 (^-^)