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2012年4月26日木曜日

腹式呼吸のすすめ

息をする最大の目的は、肺の内部の換気をすること。

炭酸ガスなどの形で体内の毒を吐き出し、そして酸素を吸う。
酸素は燃やす素(もと)で、酸素が燃えて温度が上がるのだから、
冷やす毒(燃え尽きた炭素)を出して温める酸素を取り入れる。
だから、換気の量は大きく多いほど良い。
息が浅いと、身体に冷えが溜まって、心も落ち着かない。

また、頭に血が昇ったときは、深呼吸をしなさいとよくいう。
これは、正確に言うと、腹式呼吸をしなさいということ。

現代人は殆どが胸式呼吸で、息が浅くなっている傾向にある。
それどころか、驚いたり怖がったり怒ったり不安だったりすると
「肩で息をする」という状態になる。
そこで、深呼吸をすると落ち着くというのは、
冷えの毒を出すことで、頭に昇っていた血が
少し下がるということなのだ。

複式呼吸は、いつでもどこでも誰でもできる、
お金も一切かからない素晴らしい健康法。
どんなときでも、おなかで息をするつもりで
深い呼吸をするのが基本だが、
もっと効果のある腹式呼吸を身に付けると効果倍増である。

まず、息を吐くときは、
腹部(へその少し下の部分「丹田」)をへこませることを意識して
なるべく長い時間をかけて体内の毒を出すことを心がける。

次に、息を吸うのだが、これは鼻から吸う。
肺は乾燥と冷気を嫌うので、鼻呼吸によって
空気は温められて湿気も与えられ、肺が守られる。

そして、 吸ったらすぐに吐かないで、
四つ五つ数えるくらい息を止めているのが良い。
というのは、入ってきた空気がすぐ出て行くと、
ガス交換をする時間がとれずにもったいないのである。

目安は、吐く:吸う=2:1の割合で、トータル10秒くらい

複式呼吸の効果は、単に健康のためだけでなく、
リラックス、リフレッシュ、ダイエット、
発声・発音がよくなる、歌が上手になる♪


さぁ、深呼吸(複式呼吸)!!