7/29の青森も曇りや雨とぐずつき、行楽にはあいにくだった。
レンタカーを走らせてからも、酸ヶ湯温泉に行こうかどうしようか…
直前まで悩んだが、やはり決めた!
日本三大霊場の一つ「恐山」に行こう!!
新青森駅から走ること2時間30分、
120km離れた恐山に到着。
車からのドアを開くとともに鼻をつく硫黄の臭いが・・・。
気温は20度くらいだったが、
独特の異様な雰囲気に包まれて
体感温度はさらに下がった。
半袖1枚ではゾクゾクッと薄ら寒く感じた。
正面の門をくぐると目に飛び込んできたのは、
意外にも男湯。
中を覗いてみると、誰も入っていなかったし、
硫黄の臭いが充満していて
私も入る気はさらさらなかった。
奥の院不動明王さま
スピリットが
逞しくなったように感じられた。
殺伐とした風景
霧と霧雨が一層
地獄のような雰囲気を醸し出す。
なんと、こんなところで
カラスがいちゃついていた…
見回すと、ここはカラスが沢山。
ウミネコより似合うが…
修羅王地獄
火山ガスの噴出する岩肌の一帯は
地獄になぞらえられ、
人々は数年の長さにわたって
素朴な信仰と祈りを伝えてきた。
順路を進むこと約40分、
宇曾利湖(うそりこ)に出た。
ここは「極楽浜」ということで、
文字通り“極楽”を表している。
さっきとは打って変わって、
心が和む綺麗な湖だった。
帰りの途中、
六ヶ所村あたりだろうか。
風力発電用の巨大な風車が数機、
そびえ立っていた。
晴れている風景が見たかったなー。
「恐山」に行くという目標も達成して平坦な道を気持ちよく疾走していると、
突然、草むらから何かが飛び出してきた!!
「ピーーーッ!」とかん高い笛の音とともに
1人の警察官が「止まれ!」の赤い旗をかざしている。
「えっ、俺?」と思ったが俺しか道路を走っていない。
(その直後の私の心境)
「最悪やーーー! まさかのネズミ捕りや。」
「待てよ。これレンタカーやし、逃げれるんちゃうか!?」
「白バイちゃうし、パトカーすぐ発信でけへんやろう…」
「でも、そんな甘くないか。ナンバー絶対見てるよな…」
「後で捕まったら、余計に厄介なしなぁ…」
「しゃーない。素直に止まろうか。トホホ。。。」
(この葛藤、3秒くらい)
警察官「スピード出ていただべ~」だって。
50km/hのところ、77km/hと23キロオーバー
減点3点、罰金18000円
(超ショックの中、渾身の一枚)
ここ最近、恐山よりも何よりも
もっとも“恐ろしい”出来事だった。(泣)