台風15号の経路図 |
海面水温が高い海域をノロノロしたいるため、先ほど19日(月)夜9時に“強い”台風(中心付近の最大風速34メートル以上)にグレードアップした。台風の目が、引き締まってくっきりハッキリ映っているのがその証。
9月19日22時の雲の様子 |
このあと20日(火)からは、台風15号は進路を北東方向に変えて、速度を速めながら本州に近づく予想になっている。(もう一度、台風進路図の予報円をチェックしてみて!)
また、秋雨前線が北から南下して、本州沿いに停滞する見込み。
9月20日の予想天気図 |
ということで、「台風+前線=大雨」という災害方程式みたいなものが、西~東日本の広い範囲にわたって当てはまるから、今後の雨の降り方に要注意だ。
特に9月はじめの台風12号による記録的な大雨で甚大な被害を受けた紀伊半島では、新たな土砂災害の発生に厳重な警戒が必要となる。
また、20日にかけて、奄美地方は、雨に暴風を伴って海上では猛烈なしけとなる大荒れの天気。沖縄や九州南部でも海は大しけ。西日本の日本海側も気圧の傾きが急で、非常に強い風が吹く見込み。
3連休のあとは全国的に防災モードとなるわけで、交通機関が大きく乱れたり、気象警報が発表されているため学校が休校になったりなど、市民生活に大きな影響が予想される。
一方、太平洋高気圧が日本付近への張り出しを弱めるため、19日までの真夏のような厳しい残暑はようやく和らぐ見込み。9月20日は“秋の彼岸の入り”
まさに「暑さ寒さも彼岸まで」がピッタリ当てはまるのだから、昔からの慣用句・言い伝えは本当に素晴らしい!