なかなか我慢するのがつらい空腹だが、
なんとアンチエイジングと深い関係があるという
驚愕の研究データがある。
■空腹だと若返り遺伝子が働く!
今、“サーチュイン遺伝子”が話題になっている。
実はこれが“若返り遺伝子”で、近年、急速に研究が進んでいる。
この遺伝子は、人の生命を司る働きがあり、
空腹時にスイッチが入るという特徴がある。
スイッチが入ると細胞中のミトコンドリアが活性化し、
エネルギー効率が高まる。
結果、生物の寿命が延びるそうだ。
■空腹で若返ることは実証済み!
ちょっと怪しく感じられるかも知れないが、
効果は決して机上の空論ではない。
猿で実験したところ、
“空腹にさせた猿は毛艶が良く肌も若々しかった”との結果が出た。
また、『「空腹」が人を健康にする』の著者 南雲吉則さん(55歳)も
一日一食(約515kcal)の空腹生活を始めてから体重は増えることがなく、
“血管年齢26歳、骨年齢28歳”という若々しい体を手に入れている。
こう聞くと是非、南雲さんのようになりたくなるもの。
しかし、これまで1日3食の生活をしていた人が、
いきなり1食で過ごすのはハードルが高い。
この点については心配いらない。
極度の食事制限なしにサーチュイン遺伝子をオンにする方法がある。
■若返り遺伝子をオンにする方法
無理して一食にしなくても
普段の食事の量を30%を減らすだけで効果が出る。
なので、まずは満腹になるまで食べずに腹“七”分目くらいでやめよう。
飽食の現代では、日々の食事量が多過ぎて排出量が追いつかないのが現状。
それは、若返り遺伝子の活動を休止させ続けることになる。
昔から言われている腹八分目にはちゃんとした理由があったのだ。
七分目にするため、空腹を紛らわせるには、以下の方法がオススメ。
(1)食事の前に飲み物、ガム、サラダ、スープなどを摂る
(2)よく噛んで食べ、一回の食事には20分以上かける
(3)グルメ番組を観ない
(4)アルコールは食欲を促進する
他には、夜は早めに就寝してしまう、
お水やお茶を少しずつ飲む、ガムを噛む、なども効果的。
これまで辛いと感じていた空腹も
「お腹がグーッとなれば若返り遺伝子が働き始めた!」と考えれば
辛さは少し和らぐのではないだろうか。